当会は、2010年(平成22年)に前身の特定非営利活動法人として、中村青史理事長を中心に発足し、県内芸術家による絵画展示や会報の発行・文化芸術振興を図るための講演活動を行って参りました。2012年12月に、理事の廣島正氏を中心に総合文化誌「KUMAMOTO」を年4回発行し、2024年(令和6年)9月の第48回号まで発行してきました。その間、NPO法人としての15年間の後2020年(令和2年)には、法人をNPOから一般社団法人へ組織を移行して事業を続けて参りました。県立劇場ロビーでの絵画展示事業は、熊本地震での施設の利用が出来なくなり中止せざるを得なくなりました。その後、2023年からは県立美術館分館ギャラリーにおいて年1回、会員を中心とした「私のくまもと展」を開催しております。また、2019年に中村青史理事長が熊日日新聞社より「熊日賞」を受賞され、その賞金を当会に寄附されたことによって、「既存の文化賞から外れた優れた活動に光を当てる」名目で「中村青史賞」を創設し、現在まで4名の方々が受賞されています。設立から様々な事業を行い15年が経過し、会員の高齢化も進み、一昨年、中村青史初代理事長を、昨年には「KUMAMOTO」の責任編集者の廣島正氏、本年に入って第二代理事長の藤好建史氏と、本会の中心で事業活動を支えていただいた方々を立て続けに喪うことになりました。このような事により、本会を継続していくことについて、模索してきましたが、やはり継続は困難という結論に至り、11月3日の社員総会において解散の決議を行いました。
この間、15年間に亘り、この法人の活動に対して、多くの方々に、ご支援、ご協力をいただき、誠にありがとうございました。
また、会員の皆様のも、当会の活動を支えていただき、心より御礼申し上げます。
深く感謝申し上げます。
最後になりますが、皆様方の益々のご健康とご多幸をお祈りいたします。