総合文化誌KUMAMOTO 2024/06 47号

特集1 新札発行記念 北里柴三郎 | 特集2 心のバリアフリーをめざして

くまもとの街並み 熊本城  写真・文 鈴木之夫
アーティストの主張 あの頃のボクと。  村井健太郎
日本画入門  本多由佳梨
アール・ブリュット(生の芸術)の作家たち
私の一枚 個性派アーティスト むぎた雅楽さんの戯書画  宮崎眞由美
巻頭言 最後まで戦った文学  藤好建史
私の文化論
 熊本に住む人が熊本を知り、その未来を考えるには  竹田宏司
熊本県立第一高等学校開校から一二〇年を振り返って  北里美知子
「熊本市三大事業」の足跡を訪ねて ~軍隊移転とインフラ整備が培った熊本近代の発展史~
                           

市原猛志

種まくキャラバンマーケット 語り売り放浪編 ―九州滞在制作「或る夢」について―
                           

國本紗季

俳句のレトリックとは何か  ~漱石俳句と『肥後の城』のレトリック~
                           

永田満徳

特集1 新札発行記念 北里柴三郎

 新千円札肖像画となる北里柴三郎のひととなり  北里英郎
 熊杏会主催『北里柴三郎記念イヤー2024』
            ―まだまだ続く催し物―  片渕秀隆
 北里柴三郎と伝染病  森孝之
 北里柴三郎の恩人、福澤諭吉  松岡李奈
 野口英世の世界への扉を開いた北里柴三郎  森田鉄平
 北里柴三郎と森鴎外  二塚信
 夏目漱石と北里柴三郎  村田由美
 北里柴三郎博士と北里雄平とのゆかりについて  北里敏明
 北里柴三郎の甥、蔵原伸二郎とくらはら館  管慶司
 北里柴三郎らの銅像を巡って ―キンコンカン戦争のあおり―
                        

小野友道



漫画談義 マンガに見る北里柴三郎 ―学習マンガから新構想マンガまで  橋本博
はじめての木村祐章(15)
 九州における放送作家のパイオニア(1)  木村兄弟(史彦・理郎)
自著を語る
 『森國久と草の根民主主義 ―天草架橋と離島創生に懸けた不屈の生涯―』を刊行して
 『森國久と草の根民主主義 ―天草架橋と離島創生に懸けた不屈の生涯―』/田口宏昭
クマモトを読む 江戸時代から現代まで続く地誌の世界 『平成肥後国誌』について
                      『平成肥後国誌』/中村裕樹

特集2 心のバリアフリーをめざして

 バリアのない社会をめざして  潮谷義子
 『芸術でつながる地域共生社会づくり』をめざして  三浦貴子
 「手でみる造型展」の概要と意義、そして展望 ―持続可能で発展的な承継を期して―
                       

坂本健

 音楽の力でバリアフリーを目指し、 オハイエ熊本一五年のあゆみ
                       

入部祥子

 NPO創作ひまわりの始まり ―チャレンジドの創作活動―
                       

世良喜久子

 肥後花茣蓙のなりたち  山内泰人
 むすんでひらいて音楽事務所と心のバリアフリー  岡田秀子
 片手ピアノから得た学び  光永浩一郎
 パラスポーツ選手の活躍にエールを  中尾直道
 バリアフリーデザイン顛末記  西島衛治
つなぐ、つたえる(12) 澤井家住宅及び長屋門
 父の遺言を模索した武家屋敷活用  萩野美喜子
小説 影心中  古木信子
美術のこみち(32) 津奈木町における五十嵐靖晃氏による 《海渡り》について
 ―民間信仰と現代アートの接続を古代インドから考える―  永田郁
文化のチカラ カジオ企画の挑戦(1)
 希望の種をまくために  櫻井真実
江戸時代の熊本の医学(8)
 明治の医学教育と村井家  松崎範子
近代熊本とキリスト教(5)
 熊本洋学校後の近代学校教育(Ⅱ)  藤本 誠
尺八と虚無僧  古木勝行
映画にキッス 山崎けいの シネエッセー&映画新作紹介
創るシネマ 全国順次公開! 『ちゃわんやのはなし』
      ―朝鮮陶工の苦闘の歴史を描くドキュメント―  上田精一
医療相談室
  内科   児嶋真治    血液内科  河野文夫
  精神科  小林幹穂
政治の真実を求めて(47)
 中教審は給与の少額アップをエサに長時間労働を容認  野田邦治
行政に喝 能登半島地震の避難環境は我がこと  高林秀明
新聞時評 人手不足時代にどう立ち向かう  平野有益
法の烽火 三者三様の水俣病判決  松野信夫

表紙絵画/西村淳(日本美術院院友)

2024年6月

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