総合文化誌KUMAMOTO 2024/09 48号

特集1 追憶のコトノハ | 特集2 熊本の出版文化

変わる街の輪郭 荒尾  写真・文 岡松トモキ
アーティストの主張 What a wonderful world  レインボー岡山
大森家住宅での個展に寄せて  丸尾康弘
第2回「私のくまもと」展を開催  一般社団法人くまもと文化振興会
私の一枚   廣島美智子
巻頭言 本誌『KUMAMOTO』終刊の御報告  藤好建史
私の文化論 文化についての管見―多文化共生時代を迎えて  小野友道
小泉八雲没後一二〇年に際して ―共感と共生のヒューマニズム  西川盛雄
熊本に戦争と平和のミュージアムを創ろう ~戦後八〇年に向けての取り組み~  小山和作
大逆事件犠牲者顕彰碑の建立から一〇年 土佐中村と熊本をつなぐもの  弓掛浩
人間社会とは何か? ~水俣病六八年  森枝敏郎
次世代への「平和学習」と戦争体験の継承  長曽我部久
我が心のふるさと「有斐学舎」 ―それから  岡本哲一
「アート」を身近なもの、みんなのものに  下田眞一郎
窓 熊本における多言語表記とAI翻訳  千田浩未

特集1 追憶のコトノハ


追悼 廣島正さん
      坂口博輝    下斗米伸夫
      境正子     吉松裕子・裕蔵
      渡邉良明    山川しげみ
      河島一夫    米村勲
      宮本茂史    管慶司
      梅林誠爾    緒方宏章
      堤克彦     野口修一
      間司      櫻井政美
      松野信夫    坂本正

追悼 猪飼隆明さん
      三澤純     田尻和子
      野田真衣    池上正示

追悼 中村青史さん一周忌
      緒方信行    堤克彦
サン村田が残した言葉から  小出史
蟻田功先生を偲んで ―天然痘撲滅と国際医療協力―  河野文夫


特集2 熊本の出版文化


 出版人廣島さんの視線の先に何が― ―熊本の鍵穴から世界へを  松下純一郎
 日本談義とその時代  津留清美
 二一世紀を生きる共生の俳誌俳誌『阿蘇』  岩岡中正
 保守と革新の両輪で邁進月刊文芸誌『詩と眞實』  深町秋乃
 人吉球磨の文化が生きている証としてくまがわ春秋  永田満徳
 球磨の郷土史・誌文化が果たそうとしていたこと  木﨑康弘
 地域文化を次代に伝えるために  本馬利枝子
 古本屋は素敵な人たち  柏原優一

 総合文化誌『KUMAMOTO』終刊に寄せて
      中村茉奈美    上田精一
      永田郁      関根浩子
小説 マリと洋子と  北水杳
読書ノート 時代の証言者としての女性川柳 黒川弧遊著『流花女性川柳家伝』  梅﨑流青
美術のこみち(33) B・ リッチ著『十字架に架けられたイエス・キリストの勝利』
          所載の長崎・八代・豊後の殉教図   関根浩子
つなぐ、つたえる(13) 池上邸 蓬蒿園
       誰もが楽しく集い、学び続ける家  上村澄江
文化のチカラ カジオ企画の挑戦(2) 言葉の力 名前の力
       (3) ガンパレード・マーチから続く道   櫻井真実
熊本の伝統料理
 熊本藩士の料理集より 「うけ竹輪」と「寄にんしん」  戸次元子
犬にかまれて 銀座のホステス  稲原 豊命
映画にキッス 山崎けいの シネエッセー&映画新作紹介
創るシネマ 観客を一様に“薮の中”に誘い込む完成度抜群の『正義の行方』   上田精一
政治の真実を求めて(48) 国家は国民を守らなかった。

 水俣病、ハンセン病、旧優生保護法(堕胎、断種)と国家の姿  野田邦治
行政に喝 日本の保育士配置を世界水準に  高林秀明
新聞時評 自治体消滅危機と地方の持続的自立  平野有益
法の烽火 選挙違反した議員の報酬は?  松野信夫

表紙絵画/中村青史

2024年9月

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